信じ抜く強さ

上の息子が自閉スペクトラム症の診断がでたのは 中学三年生の時


それまでは「個性的」な子だと思っていた


ただ それだけの思いではなく

「不安」もかなり膨らむ子育てでした



あまりに幼稚な喧嘩をする時

あまりに 真っ直ぐに言葉を捉える時

音に敏感過ぎて 恐怖心が凄い時


小さい頃から

「部屋掃除」を教えても

息子が出来るようになったのは

小学6年生になってから


それまでは プリントは散らばり

探す事も苦手ですので

「お前が触ったんだ!」と妹のせいにし

結局 妹に探して貰う始末


これも毎時間 毎日起こりました




「どうしたら この子に伝わるのだろう?」

毎日 毎日

悩んでました



穏やかに過ごした日など

振り返っても無かったです



理不尽な喧嘩が始まり

止めに入っては 私の見えない所で

妹に手を上げる



1度 コメカミを殴り

娘は「顎関節症」になってしまいました




「他害は絶対にダメだ!」

ダメな理由を話しても

言ってる内容は分かるのですが



自分の感情をコントロールする言葉が

著しく難しいのです



「捉え方」も独特ですので

もちろん 喧嘩の理由は

妹からすると「理不尽」な理由です




このような毎日の時には

息子が自閉スペクトラム症とは

知りませんので




全て「私の育て方が悪い」んだと

試行錯誤していました



私とのコミュニケーションが足りないのか

私の話す言葉が 難しいのか



私は「食育」を心掛け 子育てして来たので

そんな風に悩んだ時は

子供達の大好物を作り



「美味しいと笑顔になるね」

とギクシャクする兄弟を和ませていました



が 根本的な事では

非常に悩んでいました



息子の考え方では

「世の中に通用しない」からです



どうしたら いいのか?

私がどう変われば あの子が変わってくれるんだろうか?




私の行き着いた答えは

私なら 私が息子なら

母親にどうして欲しいのか?と行き着きました




「これだけ成長が遅かったら きっと母親だけにはじっと構えて欲しいかなー」




「信じて ゆっくり成長させて欲しいかなー」



この答えが出るまで13年程掛かりました

不登校を繰り返しても

「まっ そのうち何か答え出るんじゃない?」と



内心とは違っても

そう息子へは伝えていました



あまりに繰り返される不登校から

「もしかして 発達障害では?」と繋がりましたが




どうであれ 信じ抜く事

今でも 本当にそれだけで子育てしています




息子や娘には まだ小さい頃から

「お母さんのお財布は そこら辺に置いてあるじゃない? それはね あなた達を絶対に信じているからね」


「だから置いてあるんだよ」



そう言っていました



私の母が必要以上に子供を

「疑う」人でしたので


反面教師からの学びです



小遣い管理も2人 各々やってますが

今でも お金事だけは

何も問題はありません




子供って

「自分の成長を嬉しくない子はいない」と聞きます




「よく出来たね」

「やっぱり 出来るんだね」

「あんまり 頑張らない事よ」

なんて 日々言ってると



メキメキ 成長して行くのが

分かります




否定って「いらない」ですね

「叱る」事は大切ですが




母親が我が子を

「信じ抜く事」




これからも そうして行きます



それは きっと子供達に

「目には見えない 強さ」を与えているように思っています



私が間違えたら

反省して 正して

間違えた事を素直に謝って




反面教師から学んだ事

子供を信じ抜く事




私も日々 人格形成の修行を

子供達から させて貰ってます