ついでに 訳の分からない美容院

高校を中退し 3日後

私は住み込みで美容院に送られました



何も聞いてませんでした

「帰って来い」と父親から言われ

帰宅すると トラックに私の荷物が乗っていました




「あっ やられた」

そう思いました



どこに行くのかも聞きませんでした

何しろ 思春期

「やってやろーやないか!」みたいな

反抗期真っ只中




着いた先は美容院でした



次の日から「見習い」として働くのですが

子供ながらに「異様さ」を感じていました




当時社長は45歳

見習いの15歳と「関係」を持つ社長だったのです




私が美容師に慣れ始めた頃

同じ歳のスタッフに泣きながら「関係」を

カミングアウトされました




まあ 察しは付きました

給料も違うし 何しろあからさまに

「贔屓」されていましたから




「あの先輩もやられたんや…」

「あの人も…」



えっ?????



「社長は10代じゃなくなると 誘わなくなる」




はっ??????




「断れないの?」

「親に相談するとか…」




「うちが初めて誘われた時 何も分からんかったから…言われたように付いて行って…」

「布団1組しかないし…怖くなって…」



「こっちのソファーで寝ますって言ったら…」

「お前 この先どないなるか分かって言っとんのやな!!!!」


「めっちゃドス効いて…怖くて…」



その子は精神状態が不安定になり

17歳の時

「アルコール依存症」となり

実家へ帰って行きました





私は啖呵切って出て来てる為

美容師免許取るまでは辛抱しましたが




本当に「地獄」に堕ちているだろうと

切願している1人が

この当時の「社長」です




この畜生以下の社長は

孤児院や母子家庭の子供ばかり入店させていました



私みたいに両親揃っている子供達には

何もしません




生きているのかも 知りませんが

きっと因果応報

返されていると思います