我が子達

1番上の息子は

自閉スペクトラム症



末娘はADHD



真ん中の娘はいわゆる「定形」です



「障害児を持つ親は そうでない子供に目を向けなければいけない」




真ん中の娘は「抜毛症」になりました



私が目を向けれなかったのです



無意識のうちに髪の毛を抜き

円形ハゲになりました




「お兄ちゃんを理解したいけど どうしても分からない」




そう娘は何度も私の前で泣きました




当時の私から言えば

「どうにか理解してくれ」でした



息子より娘に伝えた方が

「早い」からです


普段 大人しい息子も「着火」すると



「機関銃」のように言葉を並べ

攻撃モード



相手が思い通りになるか

自分の「気」が済むまで 攻撃します



これが毎日 毎時間の当時は

「じゅあ 好きなすれば」と自分の意見を

曲げたくなります



娘もそうでした



ただ 私だけは「許す」事は出来ません



娘が火に油注ぐ発言をするならば

もう息子は「止まりません」




旦那は傍観者ですので

私だけは許す事が出来ません




息子へ「今話しても 感情的になってるから話にならない」



「落ち着いてから 話し合いを持ちましょう」と

時間を少しでも空けます



そして落ち着いてからは

息子を車に乗せ

2人で 話し合いをします



ゆっくり聞き

息子が勝手にボルテージが上がると

「聞いてるから きちんと話なさい」と

伝えます




息子が 「分かった」と理解すると

次は娘です




娘の気持ちは「当たり前」の気持ち




「何で 私が我慢しなきゃいけないの?」

「お兄ちゃんが 間違ってるのに」




「ママ これが障害なの?」




「違うよ 間違ってる事を言ってるのは障害じゃない ただ 間違ってる事を正すのに 人より何倍も時間が掛かるのが お兄ちゃんの障害だとお母さんは理解してるよ」



「娘は間違ってない お兄ちゃんも最後には理解したみたいだから 間違ってる事は絶対許さない けど お兄ちゃんへは 少しだけ時間が掛かるかも知れない 分かって欲しい」




「分かりたいけど ムカつく」



「そうだね お母さんもムカつくよ 当然だと思う だから 1人で抱えないで お母さんに吐き出してね お兄ちゃんも子供なら 娘も大切な子供なんだから」




娘が抜毛症になってから

いつも そう娘に言っていました



「1人で抱えないで」と言いながら

私が1人で抱えて 体調崩したのですが笑




息子へは「極論」みたいな言い方はしません




「出て行け」とか

そんな言い方は一切しません




今は本当に無くなりましたが

当時は

「打開策 考えてみようか?」とか

「少し 考える時間作ってみよう」とか




結論 許さない気持ちですが

「伝え方」を間違えなければ

きちんと 息子へ伝わるようになりました



末娘への暴力 暴言もほぼ無くなり

きちんと 自分の「特徴」と向き合っています




真ん中の娘も

「お兄ちゃんは自分に向き合ってるんだよね?凄いね 私は無理だなー」なんて言っています




そんな風に言える娘が

「すごいなー」と客観的に思ったりします




息子と娘は仲がよく

年子だからか 夜中まで笑いながら

話してます



微笑ましい限りですが

末娘に対しても 息子がお風呂で遊んでくれたり

娘が散歩に連れて行ってくれたり




大変 助かっています




「お願いします」と

子供達へは 必ず「やって当たり前」とは言いません




必ず

「お母さん 仕事だからお風呂に入れて置いてくれないかな? お願いします」

と言います



どちらかが

「分かったよ」と言ってくれます



「助かります ごめんなさい」

そう言います




安心して 働けるのは

上2人が 末娘を見てくれてるからです



本当に




感謝しています




あんな家庭で育ったのに

頼りになって来てます





息子も 本当に成長しています

「自閉スペクトラム症」は本当に難しいです




兄弟が「定形」である場合

バランスが崩れます




親のバランスまで崩れます




クリニックや周りに助けられ

私もようやく こんな生活になる事が出来ました




1人では無理でした




愛しい3人の子供達




「障害」と言う言葉に苦しんだ時期も

ありましたが





我が子は愛しいです





反抗期もありますが

「人格形成中」の大切なプロセスなんだと

本当に思います