息子の決断

息子は「二次障害」と呼ばれている発達障害からの「鬱状態」「不登校」が出ていました



幼い頃から 「普通」に生活できず

「普通」を求められ…



そして 母親にもそう「教育」されて来たのが

原因だと思います



息子が不登校を繰り返した中学時代

私は「発達障害」だと知りました



調べに調べて…

「鬱状態」が酷くなった3年生の頃


先日も書きましたが

「普通」を捨てました



誰に何を言われようが

息子が笑い 息子らしく生きて欲しい

そして 成長は遅いかも知れないが

「自立」して欲しい



高校は「フリースクール」を担任と進めていました

息子を理解し 息子らしく通える高校を

探していたのです



しかし 私がフリースクールを息子に「行きなさい」とは言いたくなく



あくまで「選択肢」の1つである

そう伝えました



息子に選んで欲しかったのです

そして それは「当然」の事

彼の人生なんだから…




息子は数ある選択肢から

「私立の普通科」を選びました




不安がありました

4月から通えるのか?

今まで学校に行けなかったのに…




いや 息子が選んだんだ

行くなら応援するだけ

葛藤はありましたが 「あの子が選んだんだから 応援するだけ」


そう心で何度も言っていました



5月 やはり体調が悪くなる息子

6月 とうとう行かなくなりました



「行かなきゃいけない」

「けど 行けれない」

息子は 中学と同じように悩み…

私に「責任」を感じていました




「私立」は高額です




そんな気持ちを伝わりにくい言葉で

たまに出す息子




私は何も触れませんでした



「あなたが生きて行きたいように 進みなさい」

「何も心配してないよ」

「あなたなら 大丈夫」




そう それだけ伝えていました



不登校の期間

息子が体調を崩さなかったのは

中学時代と違い

私が「理解」していた事だと思います




それでいいんだ

普通に生きて行かなくてもいい…

時に不安になりましたが




「それでいい!」と自分に言い聞かせ

「私は 私を信じろ!」なんて

ずっと唱えてました笑




その間も 他人から

「甘い」「ワガママ」「ろくな大人にならない」…等 言われましたが



ブレる事なく

息子から 息子の言葉を聞くまで待ちました




ある日

「お母さん」と息子に呼ばれ




「僕 高校辞める」と言われました



「僕 僕は通信科を調べてた…」

「僕は僕に合った学校に行くべきだと…そう分かったんだけど…」

「お母さん…ごめんなさい」



「お金沢山使って貰って…」

「妹にも申し訳ないんだけど…」

「お母さん…僕 …勉強諦めたくない…」




不器用ながら 伝えて来ました




「そう それならそこへ進みなさいよ」

そう言いました



「好きに生きたらいい 他人様に迷惑掛けなければいい 自分に合った道を探すって 凄い事じゃない」




私は それでいいと本当に思いました

息子の決断は きっと「怖かった」でしょう



辞めるって 戻る場所がないですから




「やっと 分かったんだ」

「僕には 普通は無理だ笑」

そう笑いました



15歳

来月 16歳の息子




それでいい

何度間違ったと思ってもいい



間違ったと気付いて 何度もトライすればいい




そう思います