旦那のエピソード 4

本格的に復帰すると言う事は

「土日」も働くと言う事



旦那の長距離トラックの給料と

私の給料



今思うと かなり稼いでいました





「明日も仕事だから 子供達見ててくれる?」



「ふーん…」



「近場でいいから 出掛けるとか?」



「いいねー 出掛けるわ」




と 彼が子供達と出掛けてくれる日もありました



お昼代金とお出掛け代金

細かいお金がない時

私は1万円置いて行きました




すると

「おつりなんてねーよ」



と 必ず置いて行ったお金は

おつりがありません



5千円にすれば

「はー????」

「足りないよね????」と朝から

キレだす




私は2千円だけ 置いて行くようにしました




そんなに掛かるなら

「お出掛け」しなくていいからです

なんの為に働いてるのか




虚しくなりました




それからは 平日私が休みを取り

保育園を休ませ

旅行へ連れて行きました




「ふーん いいんじゃない?」

彼は反対する事は一切ありませんでした




そして 息子が一年生に上がった夏休み

突然



「バタン!!!!!!」と何かが倒れる音がしました




呆然と立ってる旦那

食卓の椅子が倒れ アイスコーヒーが

こぼれていました




瞬間的に 「救急車呼ぶから 横になって!!!」

と旦那を寝かせました




「脳梗塞」でした




左手の感覚がない

そう言っていました




「奥さん 脳梗塞ってのは24時間が山です 何度も起こります 薬が勝つか 血栓が勝つかです」

私はそう言われました




当時彼は39歳

色々あったけど




「生きて欲しい」そう強く思いました




半身不随になっても

私が支えるから…




そう誓ったのでした