息子とのレッスン

息子から

「お母さん お母さんとゲームして僕のスタミナが 回復出来なくなったんだよね」



と突然言われました



確かに 休みの日

息子とゲームしましたが



「あのさー だから スタミナ回復したいし… そのせいでって言うか スタミナ回復の石を一つ買って欲しいんだよね」




まともに聞くと 矛盾しています

そもそも 「一緒ににやろうか?」と楽しくゲームをし



「そのせいで…」と言われています



君は楽しんでいたんじゃないのか?

ただ 石を買って欲しいだけの気持ちを

「私のせい」にするとは



何事だ!



となりますが



「伝えたい事は分かるよ」

「けど お母さんに伝え方が 少し間違ってる」



「ん? どういう事?」



「キミは石を買って欲しいんだよね?」



「うん…どうしてもクリアしたいんだけど スタミナが足りないんだ…」



「そうか でも石を買ってあげる必要がお母さんにあるのかな?」



「うーん…でもお母さんとゲームしなければ スタミナがあって…」


「違う 例えば お母さんに石を買って欲しいならさ… こうは伝えれないかな?」



「お母さん どうしてもクリアしたいゲームあるんだけど スタミナが足りないんだ」

「来月のお小遣いから 引いて構わないから 今買うって無理かな?」



「あー …」と息子




「君の言い方だと まるでお母さんのせいだから 責任取れ!」

「そう聞こえる」


「例えばの お母さんの言い方だと 自分のしたいようにする為に きちんと自分で考えた条件まで付けている」



「そう伝えたからと言って 絶対買って貰える訳ではないかも知れないけど」



「伝わり方はどうだろうか?」




「あー…なんか…ストンって入った」

「僕は いつも僕の言葉でしか 伝えて無かった」

「そうだね…相手を不快にしてる…確かに」




「ちょっと レッスンしてみる?」



そう言って ゲームの石を買って欲しいと言いたい「レッスン」をしてみました




「相手を不快にさせず 自分の言いたい事を伝えるレッスンだよ!」



「…うん 何か分かるんだけど…言葉が……」まとまらない



「レッスンだから 思った言葉出してみてごらん」



「お母さんが不快にならない言葉…」

「うん じゃあ やってみるよ!」




この時点で分かってはいましたが

「本当に 息子はうまく言葉を選べないんだ」

そう 再認識していました




「お母さん お母さんって本当に毎日同じ事を淡々とこなしてるよね?」

「僕には絶対出来ない事で いつも凄いと思ってる」

「それに お母さんはいつも 僕たちの服から買ってくれて 自分の服買わないし」

「お母さんは 辛い事を絶対顔に出さない」

「それに お母さんの料理はいつも ひと手間掛けてくれてて 凄く美味しい…」



「あれ?」「で どう言ったらいいのか分からなくなって来た(笑)」




「笑」

「君 それじゃー お母さん褒めてくれてるだけじゃない」



「難しいよ…」

「でも 分かった!」

「相手に伝え難いのは 僕の言い方なんだね!」

「何か もうスタミナいいや!」




と息子は言いましたが

息子の少し意味を捉え間違えた

「私への」褒めてくれた言葉に

内心 私こそ




「よし 分かった! 何個でも買ってやるぞ!」

の気持ちになりましたよ(笑)




結果 一つだけ お小遣い前払いの条件で

買いましたが




息子から聞いた気持ちは

「嬉しい」の何ものでもありませんでした




少し 違った方向へは行きましたが

彼の苦手な事を 家庭で少しずつ「認知」して行く事




少しずつ これからもやって行こうと

思っています