自殺

父親の弟

おじさんが自殺をしました


まさか まさかの出来事でした


穏やかな人でした

真面目で たばこもお酒もせず

年下の奥さんとの二人暮らし

子供がいませんので

亡き父の子供たち



私たちを本当に可愛がってくれました



おじさんは会社社長奥さんと一緒に

練炭自殺をしました

亡き父のお墓の近く 山奥で亡くなりました




男女の関係ではなく

「共犯者」同士の自殺でした



事実として聞かされても

私には信じられない気持ちで一杯でした


練炭自殺は楽に死ねる

これは「嘘」だと思います



おじさんは下唇を苦しそうに噛み

血が出ていました

顔も穏やかだったおじさんからは

かけ離れた顔でした



とても苦しんだ顔でした



御坊さんも「お金掛かるから」と呼ばない

おじさんの奥さん


狭い部屋に1泊して

火葬場へすぐ向かってしまいました


おじさんには「戒名」もありません



通夜と呼ぶ その日

奥さんはペットが可哀想だからと

狭い部屋に おじさんだけ残し帰ってしまいました



おじさんの自殺理由

分からなくもなく思いました



私の人生で「まさか」は沢山ありましたが

この親族の自殺は

ずっと ずっと 「助けれなかったのか?」と

自責の念になりました



そして 翌日

おじさんに対面する為 帰宅予定の

旦那が二度の脳梗塞をしました



病院へ行くと

「薬が勝つか 血栓が勝つか」

「もし 薬が勝っても リハビリ科に掛かるかもしれない事は覚悟しといて下さい」


そう言われました




自ら命を絶ち

命を繋ぎ止める治療をしてる



自殺は本当によくない



おじさんが生きていれば

懲役6年から8年は確定したと思う


そこに至るまで

なぜ なぜ なぜ?と思ってしまう



離婚も出来た

私の家に遊びに来てくれた時

「俺は絶対 会社の言う事に従いたくない!」

と何度も言っていた


「何を言われてるの?」



そう聞いても 「新聞の1面に載るような事や…」としか言わない



私はおじさんの話してる内容が

理解出来ず

「うつ」なのかな?

そう思っていた




解決策はあったと思う

ただ その過程に相談する人や場所がなく

自殺まで追い込んでしまったのだと




今まで この話題に触れれない私がいた




自ら命を絶つ事を考えてしまう人生は

誰でも経験すると思う



けれど 本当に一人で生きてる人などいないと思う

頼っていいんだ

話していいんだ


そう最近思えるからこそ

おじさんの自殺を思う




亡き父と仲良しだったおじさん

会えましたか?