報われた日

息子と私

高校へ呼ばれていました


学年主任と保健師

「面談をしたい」との事でした



今朝 約束の時間に向かうと

担任になった先生もいらっしゃいました



「初めまして」と挨拶をし

「あのですね 中学時代の欠席の多さをお聞きしてもよろしいですか?」



と言われた



高校側に息子が「発達障害」である事を

知ってて欲しかった私

クリニックでも

「高校側と連携して下さい」と言われてましたので



「自閉症候群の診断が出ております」



中学時代はまだ診断されてなく

発達障害ではないか?と動き出すのが

遅かった事

息子の気持ちを分かってやれず

「定型」で接し 学校へ行けと促していた事



息子は息子で苦しみ

二次障害のうつを発病した事



今までの話をしました

そして 現在は受け入れ 私と息子のとらえ違いが修復された事など 話しました



すると

「見えないですね 本当に発達障害に見えません」

「ここまで見えないと 周囲は分からないですね…」

「君がここまで見えないのは お母さんがかなり努力して躾されたと思うよ」


「ここまでの修繕は 並みでは出来ないよ」

「君の能力も高いと思う」

「だから 悩みながらも ここまで出来たんだね」


「けど 本当に教えたり 伝えたりするのが難しいと思うけど よくお母さんやられて来ましたね…」



「はい…多動でしたので 本当に大変でした…」



「多動ですか?」

「はい…小学5年まで 集団で待つ事も出来なく 多動でした…」



「想像がつかない!」

「全く 想像がつかないです!」



「すごく努力されて来たと思います!どれだけも同じような生徒を見て来ましたが お母さんがここまで努力され 子供さんがここまで改善されてる生徒さんは初めてです!」


「これから学校側もお母さんと何かある時連絡し合いたいと思ってますが これだけ理解され努力されてるお母さんで 本当に助かります!」


「こちらがお母さんに連絡しても 話し合えないご家庭や 子供たちを理解されないご家庭が沢山います。安心しました!」



「報われます…」

その言葉につきました



「中学や地域 本当に理解されませんでした 考え過ぎだとか 過保護ですとか…」

「あまりに 否定されるので 私がおかしいのか?とグルグルになりましたが やはり息子が発達障害ではないか?と周りが何を言おうが私が思うのだから 受診するんだ!とその考えまでに2年程掛かりました」



「初診までにも何ヵ月と予約待ちでしたし

手探りでした…」

「こうして 理解ある方々とお話出来るのは 専門家しかいなく…」



「本当に私もすごく安心しました」


「息子さんに 心配されてる事ないですか?」



「今はないです 自分の事を知り 理解に努めていますから この子なら大丈夫だと…そう思っています」



「息子さんは心配されてる事ないですか?」



「はい 今はないです!」



「スクールカウンセラーも常勤で4人います」

「発達障害に詳しい者も2人います お母さんが利用されてもいいので また必要な時はいつでもお声掛けて下さい」



「はい…ありがとうございます」



育て難い子供でした

なぜ? どうして?と言わない日がない程

私なりにどうしたら伝わるのか?考えて来ました


落ち着かせてから 諭したり

短い言葉で伝えてみたり

時には手を挙げたり…



結果「発達障害」だったのですが

本当に育て難い子供でした



いつも否定的な言葉しかなかった私



間違って来たけど

「報われた」そう思えました




「よく努力されて来ましたね」




本当に報われます


同時に息子も努力して来たのだと

「誇り」に思います




あの子なら大丈夫

そう思っています