日本なのに

発達障害が発覚し

「やっぱり そうだよね」と今まで

「育てにくい」子と思い悩んで来た理由が分かった



と同時に「障害」と付き合って行く息子を

「自立」させて行く事が

すんなり行く訳がないと 覚悟をし

不安に思った



息子のサプライズな行動に悩まされて来た

息子が小学二年生の時 私は急に仕事場に行かなくてはいけなくなった


往復一時間

用事済ませて 合計一時間半

ビデオ見て待っててねと娘とお留守番をお願いした



一時間位は買い物に行く時など お留守番させていたので そんなに気にしなかった



予定より早く私が帰宅すると

同じマンションの 私が凄く苦手なタイプのお母さんが玄関前にいる


「こんにちは」とりあえず挨拶し

「どこに行かれてたんです?」「子供だけで留守番させて心配しないんですか?」


そう早口で言われ 何だか怒っている

私には何故そう言われるのか 状況が分からない



「はい?」



「うちに ピンポンて来たんですよ!」

「おなか空いたから 何か下さいって!」

「仕事ですか? 何時までなんです?」


「おにぎり作って 食べさせました!」

「お昼ご飯も作ってないんですか?」


びっくりした

この人が嘘ついてるんじゃないか?位びっくりした


「本当にご迷惑お掛けしました。すみません。一時間位でしたので いつもお留守番出来てたものですから。 すみません。」



「一時間?」

「ずっと帰って来てないって聞きましたよ!」


「一時間です けどご迷惑お掛けしました。すみません。」

「おにぎり ありがとうございます。」



息子に理由を聞いてもちんぷんかんぷん

「あのね あのね だから だから」


そして近所のスピーカーみたいな人は

「育児放棄のお母さん」と言って回った



最終的には「あの家は出入り禁止」と言われる程のお母さんでしたが 運悪く

そんなお母さんに関わってしまったのです



よく「誰も発達障害」の可能性を指摘してくれなかったんですか?と言われる


人のせいではないが

本当に誰にも指摘された事はない



「あそこの家だから」

「あのお母さんだから」

そうなるのだ



発達障害は「家の中で強く出る」と思う

だけど 息子も一週間学校に行ける事は少なく

他の生徒より あきらかに「欠席」が多かったと思う

「おなかが痛い」

「下痢になって 辛い」

息子は ほとんどそんな状態だった


何度も病院に連れて行った



「こだわり」もある

息子は水が嫌い

5年生の野外学習の日 本当に細かい雨がポツン ポツンと降っていた

天気予報では「晴れ」


息子は家を出る時 長靴を履いていた

「雨 すぐ上がるから 長靴履かなくていいよ!」


私は二泊三日の野外学習に長靴はない

そう思って 止めたが

息子は


「僕は濡れたくない!」

と長靴を履いて行った



こんなエピソードが山程ある

けれど 疑わしいすら 言われた事はない


私の耳に届くのは

「過保護に多いです」とか

「考え過ぎ」「子育てはね みんな大変よ」などの言葉



今でさえ 浸透はしているようで

分かられていない


たくさん職業を持ってる人もいる中

「そういう子供って働けるんですか?」と聞かれたりする



私が今分かり合えるのは

専門家だけだ



まだ同じ障害を持つ親との出逢いがない



日本の医療は 世界で凄く

まさに「日進月歩」



発達障害に関しても 理解ある人が増えて欲しい


劣等感を持つ 発達障害本人

罪悪感 否定感を持ってしまう 親



それでも きっと昔よりはいいのかな?

その中で生きて行く事

結構 覚悟がいります